ハイチ共和国 Republic of Haiti
通称ハイチの正式和名はハイチ共和国、英名は”Republic of Haiti”。
ハイチは、カリブ海のイスパニョーラ島の西側を占める共和国で、東側のドミニカ共和国と国境を接しています。面積は約28,000平方キロメートル(四国とほぼ同じ)、人口は約1,140万人。首都はポルトープランス(Port-au-Prince)。公用語はハイチ語(クレオール語)とフランス語で、カリブ地域では珍しいフランス語圏の国です。
基本情報
- 首都:ポルトープランス
- 公用語:フランス語・ハイチ語
- 通貨:グールド(HTG)
- 日本との時差:-13時間
- 人口:約1138.9万人
- 面積:27,750平方キロメートル
- 気候:熱帯気候
- 代表的な食事:グリオ
- 特産物:コーヒー、マンゴー
歴史・文化
1804年に奴隷反乱を経て独立した世界初の黒人共和国であり、その歴史は現在も国民の誇りの核となっています。アフリカ、フランス、カリブ、先住民文化が融合した、唯一無二の文化が根付いています。
自然と観光の魅力
- ジャクメル(Jacmel):アートと建築の街。フランス植民地時代の街並みとモザイクアート、カーニバルで知られています。
- ラバディ(Labadee):美しい海とクルーズ寄港地として人気のリゾートエリア。
- シタデル・ラフェリエール:世界遺産にも登録されたハイチの象徴的な砦。革命後に建てられたカリブ最大級の山岳要塞。
- バッサン・ブルー(Bassin Bleu):青い滝壺と美しい自然が広がる絶景スポット。
- カベルナ:ハイチの大規模鍾乳洞のひとつで、自然の驚異を感じることができます。
グルメ
アフリカ・クレオール・フランスの影響を受けた、スパイスと香り豊かな料理が特徴。ディリス・ア・ジョン・ジョン(黒きのこライス)、グリオ(豚の揚げ物)、アクラー(魚や野菜の揚げ団子)などが代表的。スパイシーなピケ(酢漬けペッパー)も人気です。
ハイチの音楽文化
ハイチの音楽は、抵抗・喜び・祈り・表現の手段として発展し、リズムに命を宿した深い文化を形成しています。独自のリズム感と霊性を備えた音楽ジャンルが数多く存在し、世界中のミュージシャンに影響を与えています。
⇒ ハイチの音楽文化に関する詳細