トリニダード・トバゴ共和国 Trinidad and Tobago
通称トリニダード・トバゴの正式和名はトリニダード・トバゴ共和国、英名は”Republic of Trinidad and Tobago”。
トリニダード・トバゴは、カリブ海最南端に位置する2つの主要な島(トリニダード島とトバゴ島)からなる共和国です。南アメリカ大陸(ベネズエラ)に非常に近く、カリブとラテンの文化が交差する国です。面積は約5,100平方キロメートル、人口は約140万人。首都はポート・オブ・スペイン(Port of Spain)。公用語は英語、通貨はトリニダード・トバゴ・ドル(TTD)。多民族国家で、アフリカ系、インド系、ヨーロッパ系、中国系、アラブ系などが共存しており、文化の多様性が豊かに息づいています。
基本情報
- 首都:ポート・オブ・スペイン
- 公用語:英語
- 通貨:トリニダード・トバゴ・ドル(TTD)
- 日本との時差:-13時間
- 人口:約139.9万人
- 面積:5,130平方キロメートル(千葉県とほぼ同じ面積)
- 気候:熱帯気候
- 代表的な食事:ダブルス
- 特産物:石油、天然ガス、ピッチ湖アスファルト
トリニダード・トバゴは、音楽とカーニバルの鼓動が街全体に響く国。人種や宗教を超えた“カリブの共振”がここにはあります。世界中から多くの人々が、そのエネルギーと創造性に触れるためにこの島を訪れます。
自然と観光の魅力
- マラカスビーチ(Trinidad):トリニダード島最大のビーチ。名物「ベイク&シャーク(サメの揚げ物)」も楽しめます。
- ピジョン・ポイント(Tobago):ターコイズブルーの海と白砂が広がる、トバゴ島を代表する絶景リゾート。
- カローニ湿地帯:国鳥スカーレット・アイビスが飛び交う夕景は必見。
- アサ・ライト自然センター:熱帯雨林でハチドリや野生動物と出会える、人気のエコツーリズム拠点。
- ナイロン・プール(Tobago):白砂の浅瀬に浮かぶ天然の「海のプール」でシュノーケリングも楽しめます。
グルメと文化
- カレーやロティ(インド系)、人気の軽食ベイク&シャーク(サメ肉のバーガー)、ダブルス(揚げパンにスパイスで煮込んだ豆を挟んだ料理)など、多様な文化が融合したローカルグルメが魅力。
- ローカルドリンクには、ラム酒やソレル(ハイビスカスのジュース)、モビー(独特な風味の苦甘い飲料)などがあります。
トリニダード・トバゴの音楽文化
トリニダード・トバゴは「カリブ音楽のハート(Heart)」とも称され、多くの音楽ジャンルを世界に発信してきました。
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トリニダード・トバゴのカーニバル
世界三大カーニバルのひとつに数えられ、観客ではなく「参加者」として体験できることが最大の魅力です。
⇒ トリニダード・トバゴのカーニバルに関する詳細
トリニダード・トバゴの歴史
コロンブスがこの島にたどり着き、 ホーリー・トリニティー(Holy Trinity)と名付けたのが由来となっている。
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トリニダード・トバゴの経済
経済的にはトリニダード・トバゴは他のカリブ諸国と異なり、石油が埋蔵しており、石油化学部門での収入が多い。また天然ガス部門も大きく成長している。