トリニダード・トバゴの歴史
トリニダード島にはおおよそ7000年前にアラワク族(Arawak)とカリブ族(Carib Indian)が 住んでいた。 当時はレリ(Leri)とこの島は呼ばれていた(ハミングバードの島という意味)。 だが、1498年にヨーロッパ人として初めて、コロンブスがこの島にたどり着き、 ホーリー・トリニティー(Holy Trinity)と名付けたのが由来となっている。
その後トリニダード島はスペインの植民地となったが、1797年にイギリス植民地となり、 1802年に正式にイギリス領となる。またトバゴ島もスペイン、イギリス、フランス、 オランダと所有国を変えていたが、最終的には1802年にイギリスが獲得し、1814年に正式にイギリス領となった。その後1962年にイギリスより独立し、1976年に共和制を採用した。 日本はトリニダードを独立と同時に承認、1979年に大使館を設置している。
またスペイン領時代から農業などに従事させる労働者としてアフリカ人が多く連れてこられたが、イギリス領となったあと多くのインド人も同様に連れてこられた。そのため、現在のトリニダードの人口構成はおおよそ40%が黒人系、37.5%がインド系、20%が混血、その他が2%という構成になっている。この人口構成によりカリブ海諸国でも独特の文化をもっているのがこの国である。